バチェロレッテ・ジャパン シーズン1 【感想】 Part1
こんにちは、ウサミです。
バチェロレッテ、シーズン1がAmazon Primeにて始まりました。
バチェラーのシーズン1にハマり、全エピソードの感想を書くつもりが途中でほったらかし、気づけば多くの年月が経ちました。
普段映画はレンタル派、配信サービスで観るとしてもNetfrixユーザーな僕にとって、もはやアマプラは『相席食堂』と『内さま』を流し観るだけのコンテンツとなっていた今日この頃。
ある日アマプラに現れた、燦然と輝く『バチェロレッテ』の文字。
そう、あの『バチェラー』の女性版、いや男性版?『バチェロレッテ』がついに上陸したというじゃありませんか。
『バチェラー・ジャパン シーズン1』の面白さは半年前に綴ったのですが、久しぶりにその熱が再燃しそうな予感。
usami-cinema-cafe.hatenablog.com
『バチェラー・ジャパン』といえば、ゲスどスケベあほバカ番組と思っていたら実は人間観察ドキュメンタリーだったわけですが、今回はその『バチェラー』を男性から女性へチェンジ!『バチェロレッテ』を17人の男が奪い合う格好というわけです。
それはアカンやろ。
ね?バチェラーだってそうやん。そもそもめちゃくちゃ下品というか、根本的に女性を選別するという番組の根底が、バラエティとはいえ人間のかかわり方としては違和感があるわけじゃないの。でも、女性陣の魅力やバチェラーの魅力でもっていた番組やないの。
逆玉の輿を狙う軟派な男が女性にヘコヘコこびへつらう様相を観て何がおもろいねん。
結局、可憐な女性たちがたくさん出るから画が持っただけなのよ、バチェラーってさ。
金持ちのいけ好かない気取った女王様にこびへつらうアホ男のゲスどスケベあほバカ番組。
そう、それがバチェロレッテ・ジャパン。
と、思っていました。
しかし、蓋を開けてみれば超面白い!!!
結局のところ、人間はミーハー心には勝てないわけで。だっておもろいんやもん!
おもろいものはおもろいということで。
今回は俺の負けや!楽しませていただきました。
バチェラーは、女性がたくさん集められ、1人の男を奪い合う。
そこには嫉妬や優越なんかが渦巻いており、なかなかカオスな空気が出来上がります。その中で女性たちが異様なプレッシャーとストレスを感じ、理性<感性、ときにはその逆が起きることでスリリングな人間ドラマを紡いでいました。
男女の恋愛観というポイントを軸にしていたが、内容としては極限状態における生存本能と、最終的な女性の芯の強さと、男性の助平さが垣間見える大変痛快な作品でした。その中で、そこを彩る女性たち、そして軸となるバチェラーが、表情豊かであり、聡明であり、大変興味深かい人物なので、しっかりと作品そのものをエンタメとして好きになれる出来でございました。
バチェロレッテは、男性的恋愛観や人間観をベースに進行しつつ、それをバチェロレッテが真っ二つに割るという構造をしています。そのため、バチェラーでは再現し得なかった『男女の恋愛観の壁』を目の当たりにしてくれます。さらに
「だからお前はモテへんねや」
とツッコミを入れる楽しさがあります。
しかし、同時に男性陣、彼らの行動は常に自分に返ってくる、それは刃付きブーメランのように鋭く、時に遅効性の毒のようにジワリと男心をむしばんでくれ、大変嫌な気分になれるエンターテイメントでした。
男性は自分の振る舞いを回顧しながら、女性は男性陣をぶった斬りながら、鑑賞し笑い飛ばせば楽しいと思います。
予告や広告の煽りだと、「めちゃ愚かな男たちの意味不明なバトル」みたいな空気はありますが、出演者のみんなそんな悪い人たちじゃないですよ。
食わず嫌いしてる方は、暇つぶしに覗いてみたらいかがでしょうか。
【簡単に人物紹介】
あまりゴチャゴチャ言いすぎるとネタバレにつながるかもしれないので、初回から目立っている登場人物を簡単に紹介します。
コウコウ
【スペックナンバーワンのスーパーエリート】
キャッチコピーだせ~
全体的に出演者のキャッチコピーとプロフィールがダサいですね。可哀そう(笑)
中国人実業家のコウコウは、超イケメン超リッチ超優秀という、もはやバチェラーとして出ろよっていうレベルの人物。
ビジネスマン気質で、闘争心が強いが、自尊心も強いです。こういうタイプに限って女心が分からないというのは、もはや観る前からわかります。
スギタ
【真心どうぞ】
プロの芸術家という杉田さん。
芸術家という肩書にふさわしい繊細さとロマンチックな感覚が魅力的でした。
が、恋愛に関してはかなり消極的で、35歳と年長なのに周りに若干ナメられています。優しそうで、真心を感じる人物ですね。
ローズ
【情熱の赤いバラ】
歌手でブラジル人ハーフかクオーターのローズさん。
一度観たら忘れられない強烈なインパクトと、南米の情熱的かつ真っ直ぐな愛情表現が魅力的でしたね。
画面から伝わる圧倒的なエネルギー。