ウサミ映画雑談カフェ

好きなものは映画とミスチル他。 好きなものの魅力を雑談形式で。

バチェラー・ジャパン シーズン1 【感想】 Part1 バチェラーとは

こんにちは、ウサミです。

 

突然ですが皆さん、バチェラー・ジャパンという番組はご覧になったことがありますでしょうか?

 

f:id:usami-cinema_cafe:20200426140429j:plain

Amazon.co.jpより

Amazon Prime Videoにて配信されている、恋愛バラエティ番組です。

 

金持ちのいけ好かない野郎が、美女に囲まれて鼻の下を伸ばし女を選別するゲスどスケベあほバカ番組。

そう、それがバチェラー・ジャパン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思っていました。

 

 

正直くだらない番組だと、思っていました。

 

しかし、蓋を開けてみると・・・

 

 

超面白い!!!

 

 

「恋愛バラエティ」って、馬鹿にしていました。

綺麗なお姉さんとカッコよくてチャラいお兄さんが恋愛するのを見て、何がおもろいねん?と。

そんなもの、共感もくそもない、非日常に酔いしれたい阿保が観る番組やろ、と。

 

 

 

しかし!これはただの恋愛模様を描いた甘ったるいラブ・ストーリーではありませんでした。

 

バチェラー・ジャパンとは、女のプライドをかけた、血と汗と涙の ”熱き戦いの記録(ノンフィクション)” に他ならなかったのです。

 

 

 

 

1.バチェラーとは?

 

そもそも『バチェラー』って何でしょうか?

もともと、アメリカが作ったバラエティで、

金持ち・インテリ・イケメン

の才色兼備の独身男、「バチェラー」を、集められた多くの女性たちが奪い合う、というバラエティです。

 

『バチェラー』は、アメリカにとどまらず世界各国で放送されており、各国でローカライズされています。

『バチェラー・ジャパン』は、海外番組の日本版というわけですね。それゆえ、日本のバラエティなのに海外番組っぽい空気感が流れるっていうのも面白いです。

 

 

2.『バチェラー・ジャパン』の概要・主なルール

 

東京大学院修了、自身で会社を立ち上げた成功者、端正なルックス、まさにパーフェクトの独身男性、久保裕丈35歳。彼がこの番組のバチェラーとなる。

f:id:usami-cinema_cafe:20200426140745j:plain

彼のたった一人のフィアンセとなるべく、25名もの女性が真っ赤な薔薇🌹を奪い合う、恋愛バラエティ。

 

実際は、”恋愛”というよりは、”人間観察”バラエティといった感じ。

というのも、この番組をみて恋愛と言える部分はあんまりない。

 

『あいのり』や『テラスハウス』などとは異なり、男性がたった一人という異様な状況が、人間観察ドラマとしての面白さを倍増させているのです。

まあこんな経験したやつなんてこの世におらんわな。浮世離れしたデートばかりなので、実体験的な部分での共感はできませんよね。

 

 

番組の流れとしては、

 

エピソードごとに舞台が設定されている(北海道・沖縄・横浜など)。

そこでバチェラーが主催するデートが行われる。(沖縄の海デートや北海道の雪景色デートなど)

ただし、デートに参加できる女性とその人数は、バチェラーが指定。

また、デートに参加できる女性に関して特別なルールが課される場合もある。

その後、バチェラーが主催するカクテル・パーティーが行われる

女性たちがバチェラーと対面できるのは、デートとカクテル・パーティのみ。つまり、かなり限られた時間と空間の中で、女性たちはバチェラーにアピールしなければならない。

その後、ローズ・セレモニーが執り行われる。各エピソードの最後に、必ず行われる。

これは、バチェラーが女性に真っ赤な薔薇を手渡しするためのセレモニーである。

デートとカクテル・パーティを通じて、バチェラーが女性たちを吟味し、次回以降も共に時間を過ごしたいと思う女性に真っ赤な薔薇を手渡しする。薔薇をもらうことが出来なかった女性はその場で脱落となってしまう。

ローズ・セレモニーごとにバチェラーが渡せる薔薇の本数は減っていくため、エピソードが進むにつれ、必ず一人以上の女性が脱落していくようになっている。

最終的に残った一人の女性が、バチェラーのフィアンセとなれる。

 

 

つまり、エピソードごとに生き残りをかけた戦いが開かれるのです。

女性たちは、今日脱落=薔薇をもらえない女性にならないように立ち回らなくてはならない。

しかし、バチェラーと顔を合わせ、言葉を交わす機会というのは非常に制限されている

 

それゆえ、

 

「私は今回、バチェラーに全然アピールできていないのではないか?」

「バチェラーとのデートが全然盛り上がらなかった。嫌われたのでは?」

 

という疑心暗鬼が渦巻き、女性たちの精神は不安定化していきます。

 

また番組の性質上、バチェラーといる時間より女性陣といる時間のほうがはるかに長いため、戦いの舞台はバチェラーVS私のみにはとどまりません。

 

同性とのかかわりと異性とのかかわり

を平行しながら、まったく異質なものとして映されているため、精神が不安定化した女性たちはやがてそのフラストレーションを女性同士でぶつけ合います。

 

「○○は超猫かぶってる」

「なんで○○がデートに選ばれてるの?」

 

 

と、女性たち同士の戦いが繰り広げられていきます。

 

やがて、

バチェラーのフィアンセとなる

というより、

他の女よりも上に行く

という空気になっていきます。

僕なら「一番にならずとも、下から5番目以内になれるように頑張ろう」とか考えちゃうんですが、そんなひ弱な考えでは生き抜けないのです。

 

 

意地とプライドをかけた女同士の戦いを勝ち抜くのは誰か?

 

 

 

3.『バチェラー・ジャパン シーズン1』の登場女性紹介

 

バチェラー・ジャパンを盛り上げた女性を何人か紹介。

名称は僕が観ながら勝手に読んでいた呼び方です。

 

ネタバレは書きませんが、ネタバレにつながる可能性があるので要注意。

 

画像はhttps://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5394850051より。

 

 

モリタ  (森田紗英)

  24歳 北海道 ウェイトレス

f:id:usami-cinema_cafe:20200426142548j:plain

 

【好きという気持ちを武器に戦う、”粘りの森田”】

根暗、メンヘラ、ネガティブ。なのになぜか憎めない不器用女。本作の主人公。

健気な可愛いらしい女性であるが、それゆえに他の女性のことを気にしすぎる。常に自信なさげで他人と久保の関係に嫉妬を抱く場面がとても多い。しかし、不器用ながらも一途に久保を想う姿に、観客として非常に心を打たれていった。

女性としての魅力と性格の悪さが見事に絡み合った最高のキャラクターを持ち、沢山の名言を吐き番組を大いに盛り上げてくれた名プレイヤー。

めちゃくちゃ美人なのに他の女性たちに「あいつなら大丈夫」とナメられてるのも、ローズ・セレモニーのたびに死にそうな顔になるのも高ポイント。

 

 

・ユキちゃん (木村有希

 20歳 神奈川 カリスマ動画クイーン

f:id:usami-cinema_cafe:20200426143745j:plain

 

【チャラさの中に芯アリ 天真爛漫のムードメーカー】

渋谷系ギャル、20歳という驚異の若さと、明らかに久保とは合わないステータスを持ちながら、彼女の人間的魅力の高さで大活躍する。

あまり周りに流されずにマイペースに生きていて、どんな時でも、誰に対しても笑顔や明るさを絶やさない。意外と精神力が高く、周りを見る力が高い。気遣いもできるため、久保・視聴者・女性陣から愛される存在となる。

どんな時も内面的な可愛さを失わない子で、見た目の美しさも相まってとってもキュート。良くも悪くも、とってもピュアな女の子であった。

何度読み返してもカリスマ動画クイーンという職業は謎

 

 

・アオカワ (蒼川愛

 22歳 島根 大学生

f:id:usami-cinema_cafe:20200426144724j:plain

 

【ルックスと若さを武器に戦うエリート戦士】

たぶん男が好きなルックスナンバーワンだろう。というより、「女の子が”男が好きそう”って言いそうな顔」ナンバーワン。

めちゃくちゃ可愛いが、あまり前に前に出るタイプではなく、性格はどちらかというと地味。キャラクターとしてはあまり強くないが、圧倒的なルックスの安定感と、若々しい可愛さで危なげなく勝ち進んでいく。

しっかり猫をかぶりながらも、女性陣との関係を崩したり浮いたりすることなく、うまい塩梅で久保との距離をしっかりと近づけるなど、冷静さと頭の良さを感じることもしばしば。

後半の混沌とした女性陣の戦いの中、一歩引いた彼女の姿が奥ゆかしい魅力に思えてくる。

 

 

・マツナガ (松長ゆり子)

 30歳 静岡 女優・アクセサリーデザイナー

f:id:usami-cinema_cafe:20200426224046j:plain

 

【光る毒舌、進撃の三十路】

女優というだけあって飛び切りの美人、それでいて目の付け所が良く、鋭く切れのいい毒舌を吐くため、初期の大所帯の中でも目立っていた印象。

「気を引くために泣く、以外で泣く理由ってありますか」という名言は、これから始まる女の戦いの幕開けを予感させた。

気立てが良くユーモアもあり、おそらく女性陣の中でも好かれていたのだろう。

女性に好かれる女性は男性に好かれる、しかし女性に好かれる女性はなかなか男性の気をひけない…

男女の恋愛が抱える致命的な矛盾、それゆえの難しさ。バチェラーが一筋縄ではいかないことを視聴者に強く印象付けてくれた。

 

 

クルミ (坂本くるみ)

 23歳 神奈川 TVタレント

f:id:usami-cinema_cafe:20200426230016j:plain

 

【光あれば影あり 悲運のヒロイン】

 恵まれたプロポーションとルックスを持つ。気が強く、キツそうな印象を与えるが、女性陣と仲は深そうで、泣いている子に声をかけに行ったり、などの気配りが見える、魅力的な女の子。

しかし、そういったバックボーンがなかなか久保の目に届かないのがバチェラーの恐ろしさ。

当初よりなかなか久保との時間が与えられず、フラストレーションを抱いているようなシーンも。

突如として降りてくる”運”を活かせるものもいれば、活かせないものもいる。生き残りをかけた戦いの厳しさを視聴者に教えてくれた一人。

 

 

・コガ (古賀あかね)

 22歳 埼玉 モデル

f:id:usami-cinema_cafe:20200426230945j:plain

 

【我が道を進むパワフルガール】

気が強く、サバサバした性格で、混沌とした女性陣の中でもはっきりと物事を言えるのが魅力的な女性。

自分の気持ちに正直に!というモットーに忠実で、しっかりと自分をアピールし久保との関係を縮めていくのがみてて気持ちいい。

バチェラーという番組が抱える根本的な疑問、視聴者が感じる違和感を払拭するようなアクションをかました。

スタイル抜群、容姿端麗、人との関わり方もうまい。が、手先が不器用だったり、言葉選びが下手だったり、意外と奥手だったり、といった部分が見えて可愛らしい。

命運をかけた戦いや少女漫画張りの胸キュンなど、波乱のイベントに巻き込まれている印象。

 

 

・ツル (鶴愛佳

 33歳 大阪 役者・ナレーター

f:id:usami-cinema_cafe:20200426232245j:plain

 

【恋愛の大海原を泳ぐレ・ミゼラブル

舞台女優というだけあって、めちゃくちゃ演技派。

吐く言葉がすべてセリフっぽく、情動的、めちゃ仰々しい。彼女のキャラクターが視聴者に与えたインパクトはすさまじい。

積極的に久保と二人っきりになろうとしたり、ボディタッチをしたりと、久保とのかかわりを女性陣に見せつけることをいとわない。波風を立てるようなことをたくさんするため、彼女が関わるとドラマチックに事が進むため、めちゃくちゃ面白い。

とはいえ面倒見がよく、年長ものということもあってみんなのお姉さん的ポジション…を気取ってた。(笑)

ところどころ年甲斐もなくぶりっ子を振りまくのには少々ゾッとしたが、魅力的なキャラクターとして大活躍を見せた。

 

 

・オカユリ (岡田ゆり子)

 21歳 東京 着付け師

f:id:usami-cinema_cafe:20200426233157j:plain

 

【猪突猛進のジャンヌ・ダルク

21歳の若さながら、気が強く、かなり積極的。

本作の「女同士の戦い」という側面をいち早く理解し、アピール合戦の先陣を切った。「ああいうタイプの子とこそやり合いたい」「あの人にだけは死んでも負けない」といった好戦的な名セリフを多くはいた。

”女性サイドも、久保を見極めている”という構造もあり、彼女の積極的かつストレートな愛情表現は、久保の心にも強く響いたようだ。

ツルの露骨なアピール攻撃に人一倍嫌悪感を示しており、かなり敵対視していた。そのため何度か対立構造が出来上がっていたが、なんだかんだ仲良さそう。

少し空気の読めない感じや感情を表に出しすぎるといった、精神的な幼さが少し気になる場面もあったが、バイタリティ溢れる彼女の動向になんだかんだ目が離せなくなる。

 

 

・カシワバラ (柏原歩)

 26歳 長野 フードコーディネーター

f:id:usami-cinema_cafe:20200503224441j:plain

 

【恋はしたたかに 二つの顔を持つジョーカー】

一番初めに久保と対面した女性。

可愛らしい素振りと柔らかい空気感が魅力的な女性。・・・しかしそれはあくまで久保の前での顔。女性陣の前では優越感に浸るための隠し事をしたり、久保との親密性を見せつけるような立ち振る舞いをするなど、なかなかの腹黒さを見せつける参謀。

料理関係の仕事についており、久保の胃袋を掴むことで急接近。周りとはワンランク上の料理の腕を見せつけた。BBQで作った仰々しいパエリアをモリタが酷評するシーンは屈指の名シーン。久保との距離をしっかりと縮め、サプライズ・ローズを三度獲得という獅子奮迅の活躍を見せる。

空気の読めなさと計算高さ、性格の二面性から女性陣をイラつかせることもしばしば。どうやら女性陣からの好感度が最も低かったらしいが、番組を盛り上げるキャラクターとしてはかなりインパクトがあった。

 

 

彼女らが繰り広げる戦いを、刮目せよ!